高校程度の様々な助動詞
すでに取り上げた、can, will, shallを含めて、高校程度の英語で覚えておくべき助動詞をまとめました。
全て迷わずわかるようにしておけば、助動詞に関しては英検2級レベルはクリアです。
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もくじ
◆ 単語1語の助動詞
◆ 単語2語以上で助動詞のような意味を持つもの
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単語1語の助動詞
高校程度までで最低限覚えている必要がある助動詞の意味と特徴はこんなかんじ。これらは全て完璧にわかるようにしよう!
・can
「〜できる」「〜の可能性がある」などの意味を表す。過去形はcould。be able toとの書き換えが問われることも多い。
・will
「〜でしょう」「〜するつもりです」などの意味を表す。過去形はwould。be going to との書き換えが問われることもある。ただし、be going toとは同じ意味と言えるほど意味が似ているわけではない。実現可能性が低いとwill, 高いとbe going toと考える。
もともと意思を表す言葉。名詞のwillもあって、意思、遺言などの意味になる。
・may
「〜してもよい」「〜かもしれない」「〜でありますように」などの意味を表す。過去形はmight。mustを弱めたものと考えられる。「〜してもよい」を否定すると「〜してはいけない」となり、mustの否定とほぼ同じになる。
・must
「〜しなければならない」「〜に違いない」などの意味を表す。mayを強めたものと考えられる。肯定文の「〜しなければならない」のときは、have toとだいたい同じ意味になる。が、mustは主観的な意見、have toは客観的な義務というイメージでとらえるとよい。
・shall
「〜させるつもりです」などの意味を表す。willは主語の意思を表すが、shallは話し手の意思を表す。だから、「〜させるつもりです」となる。が、まずはShall I 〜?とShall we 〜?がわかれば、大きな問題はない。
・should
「〜すべきだ」「(当然)〜だろう」などの意味を表す。shallの過去形。mustやhave toと似た意味になるが、こちらは、より客観的に義務を表すと考える。It is natural that SVのときなど、特に訳すほどの意味を見いだせないような場合に使うと考えても良い。
・could
「〜できた」「〜の可能性があった」などの意味を表す。canの過去形。単に過去の話の時だけでなく、仮定法の時にもよく使う。
・would
「〜だろう」「〜したものだ」「〜するつもりでした」などの意味を表す。willの過去形。断言を避ける婉曲的な表現のとき、過去の習慣を表すとき、過去の意思を表すときなどに使う。仮定法の時にも非常によく使う。
・might
「〜だったかもしれない」などの意味を表す。mayの過去形。ほぼmayと同じ意味で、遠回しにしたり、丁寧にしたいときには、現在時制でもmightを使うことがある。というか、過去形にすると一般に丁寧になったり婉曲になったりする。
・need
「〜する必要がある」などの意味を表す。needのまま、助動詞、動詞、名詞になる。needを使った表現の時は、どの品詞で使われているのか注意しなければならない。助動詞の時は直後に動詞の原形。動詞の時は直後には名詞か不定詞が来る。
また、否定するとhave toと同じく「〜する必要はない」「〜しなくても良い」などの意味を表す。
・do
否定文・疑問文のとき、強調するために動詞の前に入れるために使うdoは、実は助動詞。だから、否定文にしたり疑問文にしたりすると直後の動詞が原形になる。
単語2個以上で助動詞のような意味を持つもの
代表的なものは以下の通りです。これらも全て確実に覚えよう!!
・be able to
canとほぼ同じ内容を表す。will be able to〜など、他の助動詞の直後などで、助動詞を使えない場所にcanを使いたいときはこれになる。時制はbe動詞で表現する。
・be going to
「〜する予定です」など、willと似た意味を表す。be going toのときはかなり確実な雰囲気がでる。willならば、軽い思いつきや可能性が低いことを言っても嘘にはならない。
・have to
肯定文ではmust と似た意味を表す。have toは義務的、mustは主観的。だから、don't have toは「しなくても良い」、must notは「してはいけない」となる。このイメージを理解するのは大切。
・had better
「〜したほうがよい」と人に勧めるときに使う。と学校では教わるが、「〜したほうが身のためだ」に近いくらい高圧的な印象を与えるおそれがある。自分以外を主語にして使う場合は注意! 否定文はhad better のあとにnotを入れて、had better notになる。
・ought to
shouldとだいたい同じ意味を表す。「〜すべき」の意味ならば、直後に動詞の原形の時はshould、toがあるときはought toと覚えておけば、だいたい大丈夫。
・used to
wouldの過去の習慣を表す「〜したものだ」とほぼ同じ。これも動詞の原形の時はwould、toがあるときはused toで、それほど問題はない。
・may well
「〜するのももっともだ(当然だ)」みたいな意味を表す。It is natural that S (should) Vとだいたい同じ内容を表すことができる。
・may as well
「〜してもよい、〜した方がよい」みたいな意味を表す。had betterと似ているが、やや控えめなかんじ。rather thanやnot so much A as Bとの関連に注意する。
・would rather V A than B
「BよりもむしろAをVする」というかんじ。積極的に「これがいい!」という雰囲気ではなく、消極的に「どっちも大差ないけど、強いて挙げれば・・・」みたいな雰囲気を表現したいときに使う。V not so much B as Aで、だいたい同じ意味。may as wellともだいたい同じ意味。熟語というよりは助動詞を使った構文だが、重要だし、一応ここ掲載してみた。
まとめ
今回は語句を羅列したかんじなので、「まとめ」といってもなんですが・・・
・中学で習ったものも、改めて覚え直そう!
・助動詞を使った熟語や構文にも注意!
ってところでしょうか。
いかがでしょうか?「なるほど!確かにその通り!」と納得できましたか?
質問やリクエストなどありましたら、何でも構わないので、お気軽にご連絡ください。