Thereで始まる文

このページでは、「〜がある」「〜がいる」を表す「There is/are 〜.」の文について解説します。
客観的に物や人の存在を表す表現として、有名なものの一つですね。
同じ内容を表すことができる表現はたくさんありますが、まずはこれを覚えるとよいと思います。

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もくじ

◆ Thereで始まる文の意味と使い方

◆ Thereで始まる文の否定文と疑問文

◆ Thereで始まる文の例文


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Thereで始まる文の意味と使い方

「there」は「そこに、そこで」みたいな意味なので、場所を表します。
「is/are」などのbe動詞は、人や物が存在していることを表します。

だから、「There is/are 〜.」は・・・

「ある場所」に「存在している」→「〜があります」「〜がいます」

という意味を表します。

〜の部分が主語なので、〜の部分が単数か複数かで、be動詞の形が決まります

また、be動詞が過去形になれば、「〜がありました」「〜がいました」という過去の意味を表します


Thereで始まる文の否定文と疑問文

「Thereで始まる文」は、be動詞を使うので、be動詞がある文の否定文・疑問文の作り方と同じになります。
つまり、

・否定文は、be動詞の直後にnotを入れる

・疑問文は、be動詞を最初に移動し、最後に?をつける
・疑問文の答え方は、主語のかわりにthereを用いて、be動詞の形は問いに合わせる

正確にはthereは文の主語ではないのですが、見た目上主語の位置にあるので、thereを主語と同等に扱って疑問文にします。


Thereで始まる文の例文

単数の場合と複数の場合それぞれ、現在・過去と否定文・疑問文と答え方の全パターンを掲載してみます。
英文としてはやや不自然なものもありますが、論理的に文を変形するとどうなるかを理解しておくのが大切です。

There is a book on the desk.(机の上に本があります)
→be動詞の後ろに来ているのが「a book」なので、単数。

否定文→There is not(isn't) a book on the desk.(机の上に本がありません)
be動詞の直後にnotを入れただけ。

疑問文Is there a book on the desk? (机の上に本がありますか)
be動詞を最初に移動しただけ。

答えの文→Yes, there is. / No, there isn't. (はい、あります / いいえ、ありません)

これを過去の話にすると・・・
→There was a book on the desk.(机の上に本がありました)
be動詞が過去形になっただけ。

否定文→There was not(wasn't) a book on the desk. (机の上に本がありませんでした)
wasの直後にnotを入れただけ。

疑問文Was there a book on the desk? (机の上に本がありましたか)
wasを最初に移動しただけ。

答えの文→Yes, there was. / No, there wasn't. (はい、ありました / いいえ、ありませんでした)


There are thirty students in my class.(私のクラスには生徒が30人います)
→be動詞の後ろに来ているのが「thirty students」なので、複数。

否定文→There are not(aren't) thirty students in my class.(私のクラスには生徒が30人はいません)
やはり、be動詞の直後にnotを入れただけ。

疑問文Are there thirty students in my class? (私のクラスには生徒が30人いますか)
やはり、be動詞を最初に移動しただけ。

答えの文→Yes, there are. / No, there aren't. (はい、います / いいえ、いません)

これを過去の話にすると・・・
→There were thirty students in my class.(私のクラスには生徒が30人いました)
やはり、be動詞が過去形になっただけ。

否定文→There were not(weren't) thirty students in my class.(私のクラスには生徒が30人はいませんでした)
やはり、wereの直後にnotを入れただけ。

疑問文Were there thirty students in my class? (私のクラスには生徒が30人いましたか)
やはり、wereを最初に移動しただけ。

答えの文→Yes, there were. / No, there weren't. (はい、いました / いいえ、いませんでした)

be動詞を使った文のやり方と全く同じであることに注意して、イメージをつかんでくださいね!


まとめ

・Thereで始まる文は、「〜があります」「〜がいます」などの意味を表す
・〜の部分が単数か複数かによって、be動詞の形が決まる
・be動詞で時制を表す
・be動詞が入るので、否定文・疑問文はbe動詞があるときのやり方どおりにやればOK!
・つまり、否定文はnotを入れるだけ。疑問文はbe動詞を最初に移動するだけ


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