基本的な疑問詞を使った疑問文
Yes/Noで答える疑問文はバッチリでも、whoやwhatなど、疑問詞を使った疑問文は苦手意識を持っている人が多いですね。
確かに、ただの疑問文よりもやることがちょっと多いですが、ひとつひとつの手順は単純ですよ!
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もくじ
◆ 疑問詞とは?
◆ 疑問詞を使った疑問文の作り方
◆ 疑問詞を使った疑問文の例文
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疑問詞とは?
疑問詞は、いわゆる「5W1H」に相当するものなどで、Yes/Noで答えられない疑問文を作ります。
中学で習う主な疑問詞は、who(誰), what(何), when(いつ), where(どこ), which(どれ、どちら), how(どんな), why(なぜ), whose(誰の)です。
howは他の単語と合わせて、一つの疑問詞のように使われることが多いです。
how much(いくら), how many(いくつ), how long(どのくらい長い), how old(何歳)などなど。
ちなみに、5W1Hは、作文を書くときに気をつけるとよいと言われることで、「いつ(when)、どこで(where)、誰が(who)、何を(what)、なぜ(why)、どうやって(how)」です。
疑問詞を使った疑問文の作り方
基本的には、最初に疑問詞を置き、そのあとは、普通の疑問文の語順で文を作れば良いだけです。
「普通の疑問文」の作り方は、be動詞や一般動詞のページで説明したとおりです。
まず、次のような英文があるとします。
I stayed [in New York] for three weeks.
これの[ ]の部分が問いの中心になる疑問文を作ってみましょう。
1.直す前の文がどんな意味なのかは、一応確認しておいた方がよいです。
「私はニューヨークに三週間滞在しました。」
2."New York"は場所なので、場所を問うには・・・
「あなたはどこに三週間滞在しましたか。」
という意味になればよいですね。
3.「どこに」と場所を問うので・・・「where」を文頭に置きます。
4.もとの文を疑問文に直すと"Did you stay [New York] for three weeks?"となるので、「where」の直後に[ ]の部分を除いて、付け足してみます。
Where did you stay for three weeks?
5.この文の意味を考えてみると・・・
「あなたはどこに三週間滞在しましたか。」
という意味になりました!ってことで完成です!!
まとめると・・・
┌─────────────────────────┐
│ 1.文の意味を考える。 │
│ 2.疑問文がどんな意味になればよいか考える。 │
│ 3.適切な疑問詞を文の最初におく。 │
│ 4.疑問詞の直後に疑問文をおく。 │
│ このとき、問いの中心になる語句は消す。 │
│ 5.できた疑問文の意味を考え、想定した意味と │
│ 一致するか確認する。 │
└─────────────────────────┘
2が案外重要です。
闇雲に疑問文らしきものを作ろうとするより、はっきりと目標を定めてから取りかかった方が良いのは何事も同じですね。
ちなみに、「誰が」「何が」など、疑問詞が主語になってしまう場合は、主語をwhoやwhatに置き換えるだけで疑問文ができてしまいます。
疑問詞を使った疑問文の例文
作り方の説明で取り上げた例と同様に、普通の文を疑問文に直してみます。
(1) [I] enjoy {walking with my dog}
「[私は]<毎朝>{犬と散歩するのを}楽しみます。」
まず「私は」を問う場合。
「[誰が]毎朝犬と散歩するのを楽しみますか。」となれば良いですね。
疑問詞自体が主語になるので、主語をwhoに置き換えて?をつけるだけです。
→Who enjoys walking with your dog every morning?
次に「毎朝」を問う場合。
「あなたは<いつ>犬と散歩するのを楽しみますか。」
時間を尋ねるので、最初にwhenを置き、疑問文にしてevery morningを消します。
→When do you enjoy walking with your dog?
そして「犬と散歩するのを楽しみます」を問う場合。
「あなたは毎朝{何を}楽しみますか。」
楽しむことがらを尋ねるので、最初にwhatを置き、疑問文にしてwalking with your dogを消します。
→What do you enjoy every morning?
(2) I am [thirty years old].
「私は[三十歳]です。」という意味なので、「あなたは[何歳]ですか。」となれば良いですね。
年齢を尋ねるので、最初にhow oldを置き、疑問文にしてthirty years oldを消します。
→How old are you?
このように、尋ねたいことに合わせて、疑問詞を使い分けます。
まとめ
・疑問詞を使うと、「誰」「何」など、Yes/Noで答えられない疑問文を作れる
・必ず最初に疑問詞を置き、そのあとは普通の疑問文
・howは、longやoldなどと一緒になって、2語以上で1つの疑問詞のようなはたらきをすることが多い