不定詞を使った熟語・構文
不定詞には、中学でも習う熟語・構文がいくつかあります。
それぞれ定番の訳の仕方を覚えるとともに、直訳をした場合の訳も作れるようにしておくとよいです。
スポンサード リンク
もくじ
◆ enough to 不定詞
◆ It is 〜 (for 人) to do.
◆ 不定詞を含む熟語
スポンサード リンク
enough to 不定詞
まず中学レベルで一番有名な不定詞の熟語はコレではないでしょうか?
「enough」が「充分な」という意味なので、「〜するくらい充分な」という意味を表します。
「充分」なので「〜できるくらい」と訳すこともできます。
例文:
He is rich enough to buy the car.
「彼はその車を買うのに充分なくらい裕福です」
→「彼はその車を買えるくらい裕福です」
このように、形容詞の後ろに「enough to do」を付け足して表現します。
「enough to buy the car」が「rich」の修飾語となり、「どのくらいrichなのか」を説明しています。
It is 〜 (for 人) to do.
中学レベルとしては、難しい方の構文です。「〜」には形容詞が入ります。
Itが形式主語で、to doを指します。
まず、「It is 〜」と言って「それは〜です」と、イメージの枠組みを決めます。
次に「for 人」を言って「誰についての話か」に言及します。
ここは省略されることも多いです。
そして、「to do」を言って「それ」が何なのかを表します。
まとめると「to doすることは、人にとって〜です」となります。
これを少し言い換えて「人がto doすることは〜です」と訳すことも多いです。
例文:
It is important for us to study hard.
「一生懸命勉強することは、私達にとって重要です」
→「私達は、一生懸命勉強することが大切です」
不定詞を含む熟語
「不定詞」として習っていない熟語も、実は不定詞を含むものがたくさんあります。中学の範囲で習う代表的なものは・・・
・be going to(〜する予定)
・be able to(〜できる)
・have to(〜しなければならない)
・need to(〜する必要がある)
ですね。
これらのtoは全て不定詞のtoなので、直後には原形動詞がくるのです。
まとめ
・「enough to do」は「〜するのに充分な」→「〜できるくらい」
・「It is 〜 for 人 to do.」は「人にとってto doすることは〜だ」→「人がto doするのは〜だ」
・助動詞の言い換えには、不定詞を使うものが多い