目的格の関係代名詞


中学で習う関係代名詞は、主格だけでなく、目的格と所有格があります。
このページでは、目的格について解説します。
主格と何が同じで何が違うのか意識しながら読んでもらうと効果的ですよ!


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もくじ

◆ 目的格の関係代名詞

◆ 主格と目的格の違い

◆ 主格と目的格の例文比較


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目的格の関係代名詞

主格でも目的格でも所有格でも、関係代名詞は、接続詞と代名詞の働きをします。

代名詞としての働きに注目したときに目的格ならば、関係代名詞が目的格だと判断することができます。

つまり、himやher、themなどのかわりに関係代名詞を使っているならば、その関係代名詞は目的格です。

目的格の関係代名詞も、主格と同様に、先行詞が人か人以外かで使う語が変わります。

・人ならば「whoまたはwhom」
・人以外ならば「which」

を使います。
また、人でも人でなくとも、「that」を使うことができます。


主格と目的格の違い

主格と目的格はどのあたりが違うのでしょうか?

日本語訳の仕方はほとんど同じです。

主格でも目的格でも(所有格でも)、先行詞の直後に関係代名詞を置き、関係代名詞を中心とするかたまりは、先行詞の修飾語になるのは変わりません。

まず最初に知っておくべき主な違いは、

目的格の関係代名詞は省略することができる

これだけと言ってもよいでしょう。


主格と目的格の例文比較

「彼はみんながよく知っている歌手です。」という内容の英文について考えてみましょう。

主格:He is the singer who is known well by everybody.

これを2つの文にわけると・・・
→He is the singer. He is known well by everybody.

このようになります。
もとの2つの文で主語だった代名詞を関係代名詞で表したので、主格です。


目的格:He is the singer whom everybody knows.

これを2つの文にわけると・・・
→He is the singer. Everybody knows him.

もとの2つの文で目的語だった代名詞を関係代名詞で表したので、目的格です。
そして、目的格の関係代名詞は省略することができます。

→He is the singer (whom/who/that) everybody knows.


まとめ

・主格でも目的格でも、関係代名詞節は先行詞の修飾語
・人ならwhoまたはwhom、人以外ならwhich
・thatは人でも人でなくても使える
・目的格は省略できる


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