こんなやり方していませんか?
「いくら勉強してもなかなかできるようにならない」という人は、たいてい間違ったやり方をしています。
例えば、
・意味も読み方もよくわからないけど、ひたすら単語を書く
・意味はわからないけど、教科者や英会話の本に載っていたフレーズを暗記する
・有名な先生が書いた本を「見る」ことで勉強している
・学校で先生が配ってくれた和訳プリントを暗記する
などの勉強法をしている人は、せっかくの時間とエネルギーを無駄にしています。
はっきり言って、これらは「英語の勉強」「英語の練習」にはなりません。
楽に勉強を済ませようとして、逆に遠回りしている見本のようなものです。
今までより少しだけ頭(と口と手)を使って丁寧にやることで、勉強の効果が格段に上がりますよ!
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こんな成果が出ています
このページで解説している勉強法は、家庭教師や塾の生徒に実行してもらっているものをまとめたものです。
生徒達も、このページのことを全て継続的に実行しているとも限りませんが、それでもこんな成果が出ています。
・英語が苦手な高校生が、英語が得意になりアメリカ留学もして、センター試験で190点以上取れました。
・中学2年の学年末では英語が30点ほどだった生徒が、高校入試では70点以上取れました。
・中学1年の英語のテストはほぼ毎回1ケタ得点でしたが、半年ほどこのページの勉強法の一部を実行したりしなかったりでも、クラスメートに教えるほどになりました。
・資格取得のため大学院に進みたい社会人が、"school"すら正しく書けなかった状態から、半年ほどで何とか充分な英語力になり、大学院入試に間に合いました。
・その他、ほとんどの生徒が、英語だけでもテストの得点が数十点上がっています。(他の科目も合わせると、100点や200点上がる子も珍しくありません)
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スムーズに音読できれば覚えやすい
英会話のテキストはもちろん、学校の教科書でも、文法の問題集でも、長文読解の問題集でも、辞書でも(!)書いてあることを音読することは大切です。
まずは日本語の文章で実際にやってみてもらうと良いです。
初見の文章を用意してください。雑誌や新聞など身近にあるもの何でも良いです。
適当に1ページを選び、音読してみてください。
きっと、スムーズには読めない部分があるはずです。
諦めずに、同じ文章を何度も音読してみてください。
何度も音読していると、最初はつまった部分もスラスラに読めるようになり、内容もよくわかるはずです。
何度読んでも正しく読めない部分がある場合は、その部分に知らない言葉や漢字があったりして、意味もよくわからないはずです。
そんな場合は、その知らない言葉や漢字を調べて、もう一度読んでみてください。
今度は滑らかに読めて、文章の意味もバッチリになるはずです。
流れるように読めるようになれば、何日も経っても、内容を楽に思い出せるはずです。
これはもちろん英語でも同じです。
スムーズに音読できるようになれば、内容もよくわかり、覚えやすくなります。
知らない単語があっても、何度も読んでいるうちに何となく意味がわかってくることさえあるはずです。
それから辞書を使って意味を確認してもよいくらいです。
逆に、読めない語句を覚えるのは絶望的に大変です。
読み方も知らないまま、ノートに単語を書きまくる人がいますが、せっかくの涙ぐましい努力も、残念ながらその大半は無駄です。
ちゃんと読み方と意味を調べてから単語練習すれば、ずっと少ない労力で覚えられるのですから。
誰でも楽してたくさんのことを覚えたいはずです。
英語の単語、熟語、会話表現などを覚えたいなら、まずはスムーズに音読できるようになることです。
ここで説明した他にも、音読によるメリットはいくつもありますよ!
穴埋めでも、記号問題でも、英文は全て書き、全て日本語訳する
英文法の問題には、穴埋めや記号問題が多いです。
例えばこんな問題があったとします。
> 問題 かっこ内の正しい語を選べ。
> (1) There (be / is / are) some cups on the table.
取り組んでいる問題集にこんな問題があったら、あなたなら解答をどう書きますか?
正しいものを選ぶ問題なので、ノートに「are」とだけ書く人が多いと思います。
または「(1) are」と書くでしょうか?
これはいけません。
後から見たときに「are」とだけ書いてあったら、何が「are」なのかわからなくなってしまいます。
それだけでなく、書いたそばから意味不明になりかねません。
どこかの予備校の先生も言っていますが(笑)、英語は言葉なので、常に内容がわかるように書くべきです。
つまり、この問題でもノートには
(1) There are some cups on the table.
テーブルの上にいくつかのカップがあります。
と書くべきなのです。
また、英語は言葉なので、やはり「慣れ」が必要です。
日本で生活している日本人なら、普段は日本語しか使わない人がほとんどだと思います。
英文を書いたり読んだり話したりすることに対して、「慣れ」が不足している人ばかりのはずです。
慣れるためには、もちろん、たくさん触れなければいけません。
英語を勉強するときくらいは、問題の指示になくても、「英文は全て書き、内容を考え、和訳も書く」ことをしてみるのが必要です。
内容をしっかり把握しながら、たくさん英語に触れていると、英語に対する抵抗感も減っていくし、「理屈は分からないけど何となくこれな気がする」の確率も上がります。また、間違いの英文に対して「なんかヘン」と気づくようにもなります。
間違えた問題の英文は、何度も読み、書く
英語の問題集に取り組んで、答え合わせをすると、もちろん間違う問題もあるはずです。
そのときに、「へ〜、ホントはそうなのか〜」と納得するだけで終わる人が多いと思います。
これで終わってしまうともったいないです。
せっかく丁寧に取り組んだら、答え合わせまでもっと丁寧にやりましょう!
問題で間違えたということは、何かわからなかったポイントがあるはずです。
単語、熟語、構文、文法事項などなど。
どれも辞書や文法書を調べればわかることばかりです。模範解答にも書いてあるかも知れません。5分もあれば、かなり詳しく調べることができるはずです。
自分にとってあいまいだったポイントを調べて、その英文の周辺にメモっておくようにするとよいです。
そして、正しい英文を3回くらいは読んで書くようにしてください。
問題を解くときに「英文を書き、和訳する」ことと密接に関係があるのですが、何回も読んだり書いたりすることで、もし理屈を忘れたとしても「慣れ」が残っていて、自然と正しいものを正しいとわかるようになることがあります。
もし、全く読んだり書いたりをしなかったら、次も全く同じ間違いをする可能性が高いのは、想像できますよね?
とても面倒に感じると思いますが、これらをしっかりやると、1回で覚えられる可能性が格段に上がります。
雑にやって何回やっても覚えられないより、丁寧にやって1回で覚える方が、結局ははるかに時間も労力も少なくて済みます。
今少しだけ多くの時間とエネルギーを使うことで、後の時間とエネルギーを大きく節約できるのです。
または、その分だけ、速く進めることができるのです。
毎回全てを100%全力でやるのは難しいですが、少なくとも、そう心がけて一部でも実行するのが大切ですよ!
何もしないより、少しでもやった方が進歩するのは間違いありません!