英語嫌いの30代、40代の人たちへ
「英語は苦手」
「英語アレルギーがある」
「やりなおし英語の本を読んでも挫折してしまう」
このように英語に苦手意識を持っている人たちは数多くいます。
単に苦手意識があるだけなら、まだいいのですが、中には「自分には英語を理解する力がない」「自分は頭が悪い」などと自分の責任にしてしまっている人がいるようです。
しかし、それは誤解です。
あなたには英語を理解する力もありますし、頭も悪くありません。
なぜ、そのように言えるのでしょうか。
スポンサード リンク
勉強の積み重ねがきちんとできていないだけ
積み木は下の段がきちんと積めていないと、いくら努力しても上の段に積むことができません。
勉強は「積み木」のようなものです。
小学校の国語の勉強をきちんとしていなかったり、当時、運悪く教え方が下手な先生にあたっていたりすれば、中学生になってから、いくら努力しても、国語だけではなく、英語ができなかったり、数学ができなかったりするのです(文章の意味がわからなくなってしまうためです)。
このように、中学生のときは小学校、高校生のときは小学生から中学生にかけての積み重ねがきちんとできていないと、いくら努力しても学校の授業についていけなくなってしまいます。
もう先ほど「あなたには英語を理解する力もありますし、頭も悪くありません」と書いた理由はおわかりいただけたと思います。
そうです。
つぎのようなことが起きているだけなのです。
・小学生のときに勉強していなくて、積み残しがある。
・だから、中学の授業にはついていけなかった。
・補習があったとしても、ほとんどの先生は「積み残し」が何かわかっていないので、いくら説明をされてもワケがわからない。
・そのような状況だと、ふつうは勉強に挫折してしまう(よほど勉強しないといけないという動機がなければ話は別です)。
・だから「大嫌い」「苦手」と刷り込まれる。
大きくなれば自動的に頭が良くなると思ってしまいがちですが、下の段をきちんと積み重ねていないと、いつまで経っても「苦手」のままなのですね。
記憶力がない一番の原因は「苦手意識」
「記憶力がないから、勉強が苦手」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、そのように言う人に限って、自分の興味のあることに関しては、どんどん記憶していきます。
これは何もあなただけに限った話ではありません。
人は「興味のあること」ならば、どんどん記憶できる生き物なので、「記憶力がない」というのは、単に勉強に興味がないだけなのです。
もし、勉強のことを「好き」になれば、どんどん記憶できるのは想像に難くないと思います。
市販の「やりなおし英語の本」は理解できなくて当たり前
大人になって、学生時代、苦手だった英語をやりなおそうと思って、書店にある「やりなおし英語」の本を手にとったら悲惨です。
なぜなら、書店にある参考書の大半は、つぎの2点で、いくら丁寧に解説してあったとしても、積み残しを積めず、「わからない」となってしまうためです。
・あなたが学生時代に積み残したであろうことを教えてくれない
・「如何にも参考書」という感じで、興味を持てない
市販の「やりなおし英語」の本を読んだところ、下の段を積まない、好きになれない。
だから、ページをめくるごとに眠くなるのをいくら我慢したところで、我慢できなくなり、「明日読もう」と思い本を置き、翌日も「明日こそ読もう」と思い、そのうち本の存在を忘れてしまいます。
途中で読まなくなってしまうのです。
単に挫折するだけならまだいいのですが、「大人になっても、中学生のことでさえ理解できない自分って……」と思ってしまう人もいるようです。
スポンサード リンク
英語が苦手な人のための本
「やりなおし英語」
「英語が苦手な人のための本」
市販の参考書を見ていると、このような謳い文句になっていますが、このような本は、ほぼすべて「学生時代、そこそこ英語ができた人」の復習のために書かれていて、真に「英語が苦手な人のための本」はありません。
そこで、わたしは英語が苦手な人のための本をつくりました。
あなたが積み残したであろうことを、きちんと積みなおして、英語のことが「好き」になる本です。
本当に好きになるのか?
好きになる工夫をしているのですが……。
楽天ブックスでは130近く、amazonでも25近くのレビューがついていますが、いずれも「好きになった」「はじめて最後まで読めた」などと評価していただいています。
勉強は今からでも遅くありません。
「今更、英語を勉強しても、な」と思っていても、ぜひ、手にとって見てみてください。
ちなみに、中学時代に英語の成績が「ふつう以上」だった人たちに向けても本を出しています。
・中学英語から苦手だった!
→可愛いイラスト・デザインの本がいいのなら『基本にカエル英語の本』(スリーエーネットワーク)がおすすめです。講義風の本がいいのなら『もう一度中学英語』(日本実業出版社)がおすすめです。
・中学のときは英語はそこまで苦手ではなかったけど、復習したほうがよさそう
→『ゼロから始める!大人のための中学英語』『たった10語で話せる!大人のための中学英語』(高橋書店)のシリーズがおすすめです。
ついでに――。
・数学は大嫌い!税抜き価格、3割引とかも計算できない!
→『0(ゼロ)からやりなおす中学数学の計算問題』(総合科学出版)がおすすめです。