なぜモチベーションが高い状態で維持できているのか

私の経歴を話すと、まるで私はコンピューターのように感情がなく、淡々と仕事や勉強をこなしていると感じる人がいるようです。
しかし、私も、度々、仕事や勉強をしたくなくなる普通の人間です。
なのに、なぜ、学生時代は、偏差値は90に達し、センター試験は満点。東大理Uに合格して、社会人になってからは、大手商社に勤務しながら、TOEIC 900点以上、MBA修得、MITに短期留学して、コーチングやNLPなどの資格があるのか。
それは、仕事や勉強のモチベーションが高い状態で維持できるような管理をしているためです。
具体的には、Microsoft wordに「目標や夢」、「感銘を受けた言葉」を書いて紙に印刷して、定期的に見るのです。
たった、それだけのことですが、モチベーションが高い状態で維持されます。逆をいえば、この2つさえ管理していれば、長期間、モチベーションを高い状態で維持する土台になります。

中には「そんな単純で簡単なことでモチベーションが高い状態で維持できるはずはない」と思って、実際にしない人もいるかもしれません。
実際にやらないから、モチベーションが維持できないのです。

中には「実際にしてみたけど、効果がなかった」と思う人もいるかもしれません。
しかし、本当にそうでしょうか。
目標や夢があると思いますが、目標や夢は何でしょうか。
「いつか」「できるだけ」「したい」といった曖昧なものを、いくつか挙げるだけではないでしょうか。
私は、常に、脳を刺激する具体的な目標や夢が10個ほど頭の中にあって、すぐに引き出せるような状態です。
だから、目標や夢で、モチベーションが高い状態を維持できているのです。
高い状態でモチベーションを維持できていることが、目標を達成したり、夢を叶えたりする原動力になっていますし、実際、私は様々な目標や夢を叶えてきました。

では、どのようにすれば、このような状態にできるのでしょうか。

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感銘をうけた言葉の集め方と実例

感銘をうける言葉を、どのようにして探せばいいのかといえば、書籍やインターネット(twitterやメールマガジンなど)です。 感銘を受けた言葉を見つければ、直接、パソコンのMicrosoft wordで編集するか、直接、編集できない場合は、手持ちの携帯電話のメールで、PCのメールに送信して、そこからMicrosoft wordに移しましょう。
なお、感銘を受けた言葉を集める目的は、偉人の言葉を集めることではなく、モチベーションを高い状態で維持するために集めるためなので、積極的に、偉人の言葉を、自分で変えたり、いくつかの偉人の言葉を合わせたりしても問題ありません。
また偉人ではなくても、モチベーションが上がる言葉があれば、たとえ、それがどういうソースであっても、積極的に紙に書くようにしましょう。

参考までに、私が感銘をうけた言葉の実例を紹介します。

<逆境>
逆境の中には、それがひどいものであればあるほど、その中に強力な幸せの種子が隠れている。あらゆる状況の下で、より大きな努力のための刺激を探そう。頭から足の先まで問題に浸かり切り、無から有を生じるよう、考え抜くと、大抵の問題は解決する。

<奉仕>
報酬以上の仕事をする習慣を持っていること。質や量の点において、報酬以上の仕事をした人には、遅かれ早かれ、仕事をした以上の報酬がある。給料袋の中身以外の報酬が人に幸福感と満足感を与えてくれる。一日一時間、給与の対象となっていない仕事に従事する。今後六ヶ月の間、一日最低一人の役に立つことをし、その奉仕に対して何の報酬も期待せず、受け取らない。奉仕をしてその報酬を得ないということはない。それは、仕事をしなければ報酬を得られないのと同じくらい確かなことである。
代償を必要としない報酬は存在しない。たった一つの美しい考えを、もう一人の心に種蒔く人は、世の中に大きな貢献をするものである。できるかぎり最高のサービスで奉仕すること、常に前回よりも優れたものを提供することによって、自分自身が最高の教育を受ける。

<努力>
成功を受け入れるだけの器量が出来れば、成功は向こうからやって来る。自分が必要とし、欲しいと思うモノと、それを受けるのに自分が値する人間かどうかを考える。願望は、信念を持って続けていると、ずっと後になって忘れた頃に、ある日突然、全く予期しない形で実現する。この世の中は、理解できないことが多くを占める。神は不思議なやり方で不思議を成し遂げる。心の平安というものは本来はシンプルな状態で、有能な心は、基本的なシンプルさをまず手に入れ、その上に他のものを築き上げる。

<潜在意識>
願望をすでに手に入れたときの状態をありありと思い描き、紙に書き、常に見える状態にして、繰り返し潜在意識に命令を送り込む。すべてを超越してしまうほど絶対的な願望や目標が、確固たる行動に転化したとき、奇跡が起き、夢は実現する。人間は習慣の生き物であり、成功する人はいつも成功する/失敗する人はいつも失敗する。成功は成功を確信する人のもとに訪れ、少しでも失敗を意識すれば失敗する。

<パッション=熱意>
熱意のある人間は全ての人に好かれる。熱意なしには偉大なものは何ひとつとして達成されない。自分の考え方、言葉、行動において熱意があるように振舞うことで、熱意を持つことができる。熱意を持ってする仕事は、他の仕事より質・量ともに優れているので、生涯収入では決して引けをとらない。

<リーダー>
最も優れたリーダーは、万人の召使いにもなれる人である。豊かになるために苦労するくらいなら貧乏のままでもいいという姿勢はダメ「あなたにすべてお任せします」という姿勢を続けていると、自尊心はどんどん低下する。

<仲間>
良い仲間の協力なく偉大な力を発揮している人はいない。成功者と行動を共にし、平凡人の気持ちをわかろうとしない。

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目標や夢で、モチベーションを高い状態で維持するために必要な3つの工夫

紙に書くだけで、目標や夢を叶えてきている秘訣は3つあります。

まず1つ目ですが、目標や夢を設定するときの工夫です。
目標や夢は具体性や期日があれば、何でもいいのですが、脳を刺激しないような模範的なものはお勧めできません。
目標や夢は「欲望」と言い換えた方がいいです。
当たり前の話ですが、目標や夢を設定するのは、自分のためなので、他人の目を気にせず、欲望を書くようにしましょう。詳しくは後述します。

次に2つ目ですが、設定した目標や夢を実行に移すときの工夫です。
具体的には紙に書いた目標や夢を、そのまま実行すると、途中で挫折してしまうので、私は目標や夢を実行に起こす前にしていることがあります。詳しくは後述します。

最後に3つ目ですが、目標や夢を常に意識させるための工夫です。具体的には、私は、紙に印刷して、手帳にはさみこんで、常に見るのと、1ヵ月1回定期的にアップデートしています。

目標や夢は脳を刺激するために「欲望」に忠実に書く!

目標や夢というと、模範的なものを考えてしまいがちですが、仕事や勉強は長期間続くので、脳を刺激するようなものが理想です。
具体的には、目標や夢を「欲望」と言い換えてみるといいでしょう。
というのも、「欲望」に忠実な夢ほど、脳が刺激されて、モチベーションを続けるための大きな原動力となるためです。
欲望を紙に書いて、第三者に見られると恥ずかしいという気持ちも働くと思いますが、この紙は、他人に見せるわけではなく、自分のモチベーションを維持するためのものです。しかも、普通は他人に見せる機会もないので、遠慮なく、欲望を書くようにしましょう。
具体的には以下です。

(例)
(△)生活が楽になるような収入が欲しい
(○)1億円稼ぐ
(○)出世して美女と付き合う
(○)半年で、貯金を200万円増やす
(○)30才で、3000万円貯金して一戸建てを買う

目標や夢を書くときは、「期日」をつけて、「断定」して、「ランク」を付ける!

Microsoft Wordに、具体的な目標や夢を書いていきますが、3つ注意することがあります。それは「期日」「断定」「ランク付け」です。
どういうことなのか、詳しく説明します。

目標や夢には、必ず「期日」を入れます。
というのも、いつまでに、何を達成するのか、具体的に考えないと、夢物語で終わってしまうためです。
では、目標が達成したり、夢が叶ったりするまでの期日は、いつに設定すればいいのでしょうか。
それは、自分の人生設計を元に考えるといいでしょう。たとえば、「出世して美女と付き合う」という目標や夢なら、当然、結婚するまでの目標や夢なので、遅くても40歳まででしょうか。現在、30才とすれば、「5年で出世。それから5年で色々な美女と付き合って、結婚」などのように期日を設定できると思います。

次は、目標や夢を書くときは「断定」します。
これでなぜ、目標や夢を書いてモチベーションが高くなったり、維持したりできるのかというと、目標を達成したり、夢が叶ったりしたときの姿を思い浮かべる必要があるためです。
だから、語尾は「断定」します。
たとえば、「2012年に、本を出す」のような感じです。
「2012年に、本を出したい」だと、夢が叶った後の姿を想像しにくく、夢物語で終わってしまいます。

最後は目標や夢には「ランク」を付けることでです。
目標や夢には、「絶対に叶えたい!」というものから、「できれば叶えればいいな」程度のものがあると思います。
そこで、目標や夢には、ランクを付けて管理しましょう。
必ず叶えたい目標や夢は、Wordに書くとき、ランクが高いということで、紙の上行の目立つ所に書いて、ランクが低いものは紙の下行に書くといいでしょう。
なぜなら、上の行ほど、よく目にふれるので、潜在意識に働きかけやすいためです(××ページ参照)。潜在意識に働きかけ続けると、目標が達成したり、夢が叶ったりしやすくなります。

目標や夢を書きだした後にすべき8つのステップ

目標や夢を設置して、Wordに書きだした後、それを叶えるために「行動」に移す必要がありますが、そのまま行動に移しても、モチベーションを維持できずに、挫折してしまうことがあります。挫折しないためには、目標や夢が叶った姿を思い描くことが重要ですので、私は、いつも、目標設定から実行に移す際に、自分に以下の8ステップを問いかけています。

<目標や夢を実行する前に問いかける8つのステップ>
1.手に入れたい結果は何か?(肯定的な形で)
2.そのために自分が何をするか?
3.具体的な結果はどうなるのか?(完了形で。いつ・どこで・何を・誰と・どのように)
4.手に入った時どのようにわかる?(五感=視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚を使ってイメージする)
5.持っている/手に入れるべき能力は?
6.やる気は十分あるか?
7.結果が手に入った時の悪影響は?(頭/感情)
8.手に入れることは、将来的にどんな意味があるのか?

この8ステップは、具体的に、どのように利用すればいいのでしょうか。
私が「働きながら、TOIECで900点を超える」と目標を立てたときに、どのようにしたのか例にして説明していきます。

1.手に入れたい結果は何か?(肯定的な形で)
→ TOEICでよいスコアを出したい

2.そのために自分が何をするか?
→ 3ヶ月間、勉強する。Total 200時間は割く。

3.具体的な結果はどうなるのか?(完了形で。いつ・どこで・何を・誰と・どのように)
→ 次回(2月)の試験で、900点をとる。

4.手に入った時どのようにわかる?(五感=視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚を使ってイメージする)
→ やり遂げた感。爽快な気分。周りに対する優越感。他人からの賞賛。日々、英語でのビジネスがスムーズにいく。

5.持っている能力/手に入れるべき能力は?
→ 持っている能力:整理術。勉強力。時間管理術。受験英語力。
手に入れるべき能力:ヒアリング力。どこから手を着けたらよいのか?時間。

6.やる気は十分あるか?
→これは一番大切。テクニックも大切だが、最後は「気合」。これを確かめます。

7.結果を手に入れるために犠牲にするもの、結果が手に入った時の悪影響は?
→ 一定期間は時間を割くので、仕事やプライベートの付き合いを断る。
家族サービスを犠牲にするため、家族の協力を得る。スクールに通う、参考書を買うためのお金を払う。TOEICのスコアと、実際に仕事で使えるか、は別物なので、過信しない。

8.手に入れることで、将来的にどんなよいことがあるのか?
→いい会社に入れる。出世の助けになる。英語でコミュニケーションできることにより、日々のビジネスの幅が広がり、楽しくなる。外国人の友達ができる。修得できる情報量が多くなり、人生が豊かになる。

私の目標や夢〜実例〜

「初心にかえる」という言葉があるように、何事でも、はじめたときの気持ちを思い出すと、モチベーションが上がります。
というわけで、私は、定期的に目標や夢を見ていますが、このページでは私の目標、夢の実物を紹介します(ただ一部改変しています)。

<目標や夢の実例>
・2011年12月までに本を出す。
・2012年3月までに起業して会社を興し、社員数は100人で売上10億円。自分の給料は5,000万円。
・2011年12月までに誰々(好きな芸能人)のような美女と付き合う。
・2012年3月時点に預金残高3,000万円、2017年3月時点預金残高1億円。

目標や夢、感銘をうけた言葉を、常に見るようにする2つの工夫

Wordに「目標や夢」と「感銘を受けた言葉」の2つを書いて、紙に印刷して定期的に見ますが、それだけだと、そのうち見なくなるので、私は2つ工夫しています。具体的には以下です。

・手帳にはさんで、定期的に見る!

紙に印刷して、手帳にはさみこんで、定期的に見ます。詳しくは後述しますが、手帳にはプライベートのことも書いて、しかも、常に持ち歩いているので、頻繁に手帳を開きます。手帳に目標や夢を書いた紙、感銘を受けた言葉を書いた紙をはさんでおくだけで、自動的に見るようになります。

・一カ月に1回、アップデートする!

新しい目標や夢、感銘を受けた言葉は、思いつく度に、Wordに書きこんでいきますが、1ヵ月に一回、定期的に、見直してアップデートします。具体的には、古い目標や夢、感銘を受けた言葉を削除したり、優先順位を落としたりします。
1ヵ月、否応なしに目標、夢、感銘を受けた言葉を見直すので、潜在意識に、刷り込まれていき、モチベーションを向上、維持することができます。
ちなみに、叶った目標や夢を消していく作業は楽しいものです。成功体験をすれば、成功を積み重ねていけるようになりますので、1つ目標や夢を消すことができれば、次々と目標や夢が叶っていくと思います。

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