脳を錯覚させて「嫌い」を「好き」にする秘伝
スポーツ、料理、ピアノ、パソコン、勉強。
人は誰しも、好きなもの、得意なもの、嫌いなもの、不得意なものがあると思います。好きなものや得意なものだけをして、人生を過ごすことができれば、それは素晴らしいことでしょう。
しかし、実際は、そういうわけにはいきません。
嫌いなもの、不得意なものもしなければなりません。
しかし、嫌い、不得意なものをするのは苦痛なので、できることならしたくないと感じているのではないでしょうか。
そこで、私がお勧めしたいのは、脳を錯覚させて、「嫌い」「不得意」なものを「好き」「得意」にすることです。そもそも嫌いなもの、不得意なものとは、脳が「嫌い」「不得意」と認識したに過ぎません。つまり、あなたの脳が「嫌い」「不得意」だと認識しているものを、「好き」「得意」と認識させることができれば、「嫌い」「不得意」が「好き」「得意」になるというわけです。
本当にそのようにすることができるのでしょうか。
その話の前に、まずは、「嫌」「不得意」「好き」「得意」とは、どういうことなのかを突き止めましょう。
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「嫌い」「好き」とは、どういうことか。
学生時代、英語、数学、国語、理科、何かは得意な科目があったと思います。そこで、ここでは数学は得意で、英語が苦手だったとしましょう。
数学は得意なので、すぐに数学の勉強をはじめることができますし、数学の問題ならば、いつまでも解いていられると思います。
一方、苦手な英語は、勉強をはじめようと思っても、はじめることすらできず、いざ始めても長続きしないのではないでしょうか。
ここで、よく考えて欲しいのですが、数学や英語の中で、この問題は得意で、この問題は不得意ということよりも、数学と英語という大枠の中で、得意、不得意の方が強く感じているのではないでしょうか。
つまり、「嫌い」を「好き」は、大枠で決められているのです。
「嫌い」を「好き」に変えるとは、この「大枠」を壊すことに他なりません。
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「嫌い」と「好き」の間にある「枠」を壊せ
では、「好き」と「嫌い」の「枠」を壊すには、どうすればいいのでしょうか。
まずは、「好きなこと」を紙に書き出してください。
次に、好きにしたい「嫌いなこと」を紙に書きだしてください。
そして、好きと嫌いを混在させるのです。
どういうことかわかりにくいと思いますので、具体的な例を考えてみましょう。
たとえば、好きなこととして「飲み会」を、嫌いなこととして「簿記の勉強」を紙に書いたとします。
この場合、好きなことをしている最中、つまり飲み会の最中に、嫌いなこと、つまり簿記の勉強のことを思い出すのです。
そうすることで、脳は嫌いなことと、好きなことの「大枠」がわからなくなり、嫌いなことが好きになってくるのです。つまり脳が錯覚するわけですね。
ちなみに、折角、楽しいことをしているときに、苦手なことを思い出すのは嫌だと思う人が多いと思いますが、だからこそ、多くの人は「嫌い」を「好き」にできないのだと私は思います。
嫌いなことが減って、好きなことばかりになると、豊かな人生を送れると思いますので、是非、好きなことをしている最中に嫌いなことを思い浮かべるようにしてください。