仕事、勉強、家ですること、すべて「難しいこと」からする
仕事には難しい仕事もあれば、簡単な仕事もあり、難易度があります。
勉強にも難問もあれば、簡単な問題もあり、難易度があります。
簡単なものから取り掛かるべきか、難しい問題から取り掛かるべきか、簡単なことから初めて勢いをつけよ、と主張する人もいるようですが、私は、より難しいことから始めます。
なぜ、難しいことからはじめるのかというと、難しいもので脳を活性化させ、後の簡単なものは余力でこなすのです。
ただ、話が抽象的でわかりにくいと思いますので、「勉強」「仕事」「プライベート」の3つを例にして、どういうことなのか、具体的に説明します。
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難しいことからはじめる例〜勉強
たとえば、私の60分の試験の場合の取り組み方は、このような感じです。
試験が開始されると、すぐに問題を解き始めることはしません。
まずは、目を閉じて、手はひざの上に置いて、背筋を伸ばして、呼吸を整えます。
呼吸が整えば、ゆっくりと目を開け、名前を書きます。
そして、試験問題の全体にサッと目を通し、どの問題が難しく、どの問題が簡単なのかを見極めます。
場合によっては、難しい問題の問題番号に印をつけたり、問題文の重要な箇所に線を引いたりしますが、まだ問題を解くことはしません。
次に、時間配分をします。
具体的には、簡単な問題を解くのに何分あれば完答できるかを考えて、試験の終了時間から逆算して、何時何分から、簡単な問題を解き始めれば、試験に間に合うのか、簡単な問題を解きはじめる時間を決定します(たとえば、簡単な問題を解くのに15分必要で、試験の終了時間が10:50なら、10:35分が簡単な問題を解きはじめる時間になります)。
以上のことをするのが、脳にとって、ちょうど良いウォーミングアップになって、フレッシュな頭になります。
そして、そのフレッシュな頭で、難しい問題に取りかかります。
なぜ、ここで簡単な問題ではなく、いきなり難しい問題から解くのかというと、脳をビックリ、活性化させるためです。
そして、簡単な問題を解くと決めた時間になると、難しい問題を解いている途中であっても、すっぱりと切り上げて、簡単な問題に切り替えます。
このとき、残り時間が迫っていること、脳が活性化されていることも手伝って、猛スピードで仕上がると思います。
というわけで、なぜいきなり難しい問題から解くのかわかっていただけたと思います。
難しい問題で脳を活性化させ、その勢いで、簡単な問題を解いてしまうというわけですね。
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難しいことからはじめる例〜仕事
これは、仕事も同様です。
朝、会社に行くと、メールのチェックとTo Do Listを眺めて、その日にやるべきことを決定しますが、難しい仕事は、脳がフレッシュな朝に、時間の許される限り、集中してします。
フレッシュな頭で、難しい仕事にチャレンジすることで、脳が活性化するためです。
そして、ミーティングや電話連絡のような簡単な仕事は、一日の残り時間を意識しながら、仕上げていきます。難しい仕事で脳が活性化しているので、簡単な仕事は一気に片付けてしまいます。
難しいことからはじめる例〜家ですること
また、家でやることも同様です。
会社から帰宅してから就寝までの時間で、できることを考えます。
そして、考えた中で、より難しいものから手をつけて、残り時間で、簡単な作業的なことを仕上げます。
帰宅する頃には、脳は疲れているので、あまりに難しいことをするのは効率がいいとはいえませんが、家ですることではそれほど難しいことはありませんので、大丈夫です。